NAIST Café「微生物に学ぶストレス耐性の仕組みとその応用」

「微生物に学ぶストレス耐性の仕組みとその応用」

●3月21日(土)16:00－
●Cafe FLEUR（カフェフルー）
　大阪府大阪市中央区南船場4-10-21　大阪屋エコービル2F
●お名前・所属・連絡先電話番号・「3/21参加希望」と明記の上、メールにてお申込み下さい。 hamburg@bs.naist.jp

顕微鏡でしか見えない「微生物」は地球上の激しい環境変化（ストレス）に応 答し、細胞内の遺伝子・タンパク質発現、酵素活性、代謝経路などを制御する ことで適応してきました。ストレスに対する微生物の機能・機構を理解することは、 微生物の多様性を明らかにするだけでなく、高等生物では解析が難しい複雑な生命 現象に対し、新しい作業仮説、解決のヒントなどを導き出す重要な研究領域です。一 方で、微生物による発酵生産過程は細胞にとってストレス環境であり、温度、冷 凍、乾燥、浸透圧、pH、低栄養など多様なストレスに曝されています。過酷なストレ スにより、微生物の生育は阻害されるため、有用機能（エタノール、炭酸ガス、 味・風味成分、アミノ酸・酵素の生成など）が制限され、発酵生産力にも限界がありま す。したがって、微生物に優れたストレス耐性を付与する技術開発が必要です。 次回のサイエンスカフェでは、このような微生物研究の面白さと重要性を熱く語ります。