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関西接着ワークショップ2015年度第2回研究会~表面・界面を見る-表面分析の基礎から最先端技術まで~

関西大学

公開日: 2015/10/05
  • その他

表面や界面はバルクとは異なる性質を示し,それがマクロな物性に強く反映されます。そのため,接着関連分野だけではなく,多くの材料開発において表面・界面の制御が不可欠です。これを実現するためには,材料表面・界面の物理的および化学的な構造を知ることが重要になります。企業や研究機関,大学などでの研究も材料の「表面・界面を見る」ことから始まり,その表面・界面を知った上で設計・制御することが材料開発の近道になります。本年度の接着ワークショップの第2回研究会では,材料開発で最も重要な「表面・界面を見る」に焦点を当て,表面分析の基礎から最先端技術までを学ぶ講演会を企画しました。まず,表面分析の概論に関する講演から始めることにより,表面分析の全体像を理解して頂けるようにしました。さらに,実際の最先端技術について具体的な研究例を示しながら解説して頂きます。また今回は通常の表面分析に関する講演を集めるだけではなく,第一原理計算を利用した表面や界面の計算科学についての講演もお願いし,計算科学の進歩によって材料設計の新たな時代の到来も感じて頂きたいと思います。従来にない「表面・界面を見る」講演会を企画しましたので,皆様,どうぞ奮ってご参加ください。

1.日時:2015年10月14日(水)13時より17時15分まで
2.場所:大阪市立工業研究所4F小講堂
3.プログラム
13時00分~14時00分「高分子の表面分析概論」
 西野 孝 (神戸大学大学院 工学研究科)
14時00分~15時00分「SPring-8を活用した高分子薄膜の構造解析」
 小川 紘樹 (京都大学 化学研究所)
15時15分~16時15分「第一原理計算に基づく表面・界面の計算科学」
 館山 佳尚 (物質・材料研究機構 MANA)
16時15分~17時15分「外部刺激印加下におけるX線回折・散乱法に基づく高分子材料の凝集構造解析」
 小椎尾 謙 (九州大学 先導物質化学研究所)
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申込み先:
一般社団法人日本接着学会関西支部ホームページからお申し込みをお願い申しあげます。
http://www.adhesion.or.jp/seminar/seminar_detail/4/5/37

問合せ先:
一般社団法人日本接着学会 関西支部事務局 柴崎
TEL06-6634-7561, FAX06-6634-7563
e-mail info-hnb@adhesion.or.jp