「生活を豊かにするロボットビジネス研究会 」の開催案内 京都産業21
公益財団法人京都産業21
京都産業21は、生活を豊かにするロボットビジネス研究会(第13回)を5月9日(火)に開催します。参加無料。
◆ 日時:
平成29年5月9日(火)13:30~17:00
◆ 会場:
京都リサーチパーク 4号館2階「ルーム1」
◆ 講演①
「国内における手術支援ロボットの導入・普及の経緯と展望」
家入 里志氏(鹿児島大学学術研究院 医歯学域医学系 小児外科学
分野 教授)
講演内容:米国で誕生した手術支援ロボット「ダビンチ」は世界市場をほぼ 独占し、日本での導入台数では米国に次いで世界第2位だ。国内でのダビンチ の治験は2000年から始まったが、医療機器承認に時間を要し9年後の2009年 になってようやく臨床応用が可能となった。この間、国産の手術支援ロボッ トの開発は進んだものの、研究レベルで終了し、アカデミアからの基礎技術 移転による製品化はきわめて少ない。講演では、その原因やこの15年の導 入・普及状況を振り返り、国内における手術支援ロボットの今後の展望を外 科医の視点から解説する。家入教授の専門分野である小児向けロボット手術 普及への取り組みも紹介する。
◆ 講演②
「低侵襲外科手術用・空気圧駆動ロボット「EMARO」早期実用化への
道のり」
川嶋 健嗣氏(東京医科歯科大学 生体材料工学研究科 バイオメカニクス
教授) 講演内容:2015年8月に発売された世界初の空気圧駆動型内視鏡ホルダーロ ボット「EMARO(エマロ)」の開発を主導したことで知られる川嶋教授。E MAROは、腹腔鏡下手術で内視鏡を操作するスコピスト(助手)の替わりに 内視鏡を保持し、執刀医自身が頭に装着したジャイロやスイッチで内視鏡を 操作できる次世代の手術支援ロボットだ。試作第1号は2013年に完成し、わ ずか3年以内という短期間で上市にこぎつけた。講演ではEMAROの事業化を 通じて学んだことやベンチャー企業(リバーフィールド㈱)から事業化に向 けた課題(チームづくり、事業戦略、資金調達など)について紹介する。
◆ パネルディスカッション:
◆ お申し込み方法:下記URLから申込書をダウンロード
http://kyoto-koyop.jp/support/13th-robot-business/
◆ 問い合わせ先
公益財団法人 京都産業21
イノベーション推進部 新産業創出グループ
e-mail:life@ki21.jp
TEL:075-315-8563 FAX:075-314-4720