セミナー・イベント

2017接着と塗装研究会講座 ~リビング重合の新材料・新技術~

公益社団法人 高分子学会

開催日: 2017年11月10日

公開日: 2017/10/19
更新日: 2017/10/30
  • 大阪府大阪市北大淀北2-1-2日本ペイント(株) 本社・大阪事業所4階ホール

[趣旨]リビング重合はポリマー合成において極めて重要な重合方法の一つです。通常の付加重合では、開始・生長反応に加えて移動・停止反応と呼ばれる副反応が起こるため、生成ポリマーは様々な分子量を有するポリマーの混合物となります。一方、リビング重合においては、副反応が存在せず開始・生長反応のみからなるため、分子量をコントロールできるだけでなく、構造制御により生成ポリマーに様々な機能性を付与することができます。現在でもリビング重合技術は新しい手法が見出され、それを用いて新材料が開発されています。接着・粘着・塗料の分野においても、新たな機能付与や製品性能の向上のために、これらの材料及び技術を応用できると考えます。
 本年度の講座では、リビング重合分野でご活躍の先生方をお招きし、リビング重合の新材料・新技術についてご講演頂きます。さらなる研究開発や製品応用へのヒントが得られれば非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。

主  催 高分子学会 接着と塗装研究会
日  時 11月10日(金)10:40~16:40
会  場 日本ペイント(株) 本社・大阪事業所4階ホール
(大阪府大阪市北大淀北2-1-2 TEL:06-6458-1111)
交  通 JR福島駅、阪急中津駅下車 徒歩15分

プログラム
1. 精密ラジカル重合: 接着と塗装のための高分子精密合成 (中部大学)澤本 光男

2. リビングラジカル重合法を用いた高機能ポリマー“TERPLUS”の開発と工業化 (大塚化学)河野 和浩

3. リビングラジカル重合の工業化と応用例 (アルケマ)有浦 芙美

4. 新しいリビングカチオン重合系の開拓と機能性材料の創出へ向けて (大阪大学)青島 貞人

5. 原子移動ラジカル重合(ATRP)によるテレケリックポリアクリレートの開発 (カネカ)中川 佳樹

1)定員100名
2)参 加 費 ①企業14,040円 ②大学・官公庁5,400円 ③学生2,160円

[参加申込方法]
https://www.spsj.or.jp/entry/annaidetail.asp?kaisaino=1277
からお申込みください。