セミナー・イベント

赤ちゃん学研究センター 第3回赤ちゃん学コロキウムのご案内

同志社大学赤ちゃん学研究センター

開催日: 2019年12月21日

公開日: 2019/12/06
更新日: 2019/12/06
  • 京都府木津川市木津川台4-1-1同志社大学学研都市キャンパス 快風館 赤ちゃん学研究センター

同志社大学赤ちゃん学研究センターでは、人の発達にかかわる様々な研究者を結びつけ、最新の赤ちゃん学の知見を得ていただき、情報共有の場となることを目指し、2016年度から「文部科学省認定 共同利用・共同研究拠点」の事業の一環として各分野の先生方を招いて講演会を行って参りました。

今回は、北田 沙也加先生(植草学園大学)、中分 遥先生(オックスフォード大学・九州大学)をお招きし、ご講演いただきます。

【日時】 2019年12月21日(土)14:00-16:00
【場所】 同志社大学 学研都市キャンパス快風館 赤ちゃん学研究センター
【テーマ】子どもは世界をどう信じているのか?-乳幼児の科学的信念と宗教性・道徳性の発達-
【講演者】
・北田 沙也加(植草学園大学)
「幼児期における物理概念と空想性および乳児への特異的な関わり」
ヒトは乳児期にモノの永続性を獲得するが,3〜4歳児が手品など物理的にあり得ない現象を見ても不思議に思わないのはなぜだろうか?幼児期におけるあり得ない現象やファンタジーへの認識について講演する。また講演者の最近の研究領域である,幼児期における乳児への関わり・認識の観点から,社会的優位性や道徳についての私見を述べる。

・中分 遥(オックスフォード大学・九州大学)
「宗教の認知および発達的基盤」
宗教という現象は複雑かつ多面的で、その定義ですら研究者によって大きく相違が生まれる研究対象である。近年、こうした複雑な宗教という現象に関して、「超自然的な信念」「儀礼的行為」といった単純な要素に分解して、各要素について科学的な観点から研究する「宗教の認知科学」というアプローチが急速に発展している。特に宗教の認知科学では、その多くを乳幼児の科学的信念の獲得・認知発達といった発達科学における基礎研究に置いており、乳幼児心理学の知見が応用されている分野である。本発表ではこれらを概観しながら、発表者が現在行なっている共同研究の知見を紹介する。

※参加無料・事前申込不要です。
大学関係者、研究者、企業の方、一般の方、学生、どなたでもお気兼ねなくご参加ください。
※お子さま連れでのご参加もできますが(授乳・おむつ替えスペース有り)、プレイスペース等のご用意はございませんので予めご了承ください。