セミナー・イベント

赤ちゃん学研究センター 第11回定期セミナーのご案内

同志社大学赤ちゃん学研究センター

開催日: 2018年06月19日

公開日: 2018/05/16
更新日: 2018/06/06
  • 京都府木津川市木津川台4-1-1同志社大学 学研都市キャンパス(快風館)

同志社大学 赤ちゃん学研究センター 第11回定期セミナーを開催いたします。

今回は、平林今日子先生(京都大学 医学研究科 特定助教)、加藤承彦先生
(国立成育医療研究センター 社会医学研究部 行動科学研究室 室長)をお
招きし、フロアの皆さんと一緒に考えてみたいと思います。ふるってご参加く
ださい。

【日 時】:2018年6月19日(火)15:00~17:00
【場 所】:同志社大学 赤ちゃん学研究センター(学研都市キャンパス)
  http://akachan.doshisha.ac.jp/access
【参加費】:無料
【主 催】:同志社大学 赤ちゃん学研究センター

【話題提供】
1)カザフスタン・セミパラチンスク核実験場近郊に住む子どもたち
  平林今日子先生
 (京都大学 医学研究科 特定助教)

 カザフスタン共和国・セミパラチンスクは、旧ソ連最大の核実験場が存在す
ることで知られる。日本の四国と同等の広さをもつこの実験場では、1949年
より1989年までの40年間にわたり400回以上の核実験が行われ、数十万人が
被害を受けたとされる。
 本報告では、セミパラチンスク核実験場周辺住民が受けた被害の概要を紹介
するとともに、実験終了後に生まれた現代に生きる子どもたち(とその保護
者)へのインタビューの結果を示し、「核の負の遺産」がどのような影響を与
えているかについて検討する。

2)社会疫学の観点から見た乳幼児期の子どもの健康と発達
  ~大規模縦断調査の分析からわかること~
  加藤承彦先生
(国立成育医療研究センター 社会医学研究部 行動科学研究室 室長)

社会疫学は、学歴や経済状況などの社会的要因が人の健康にどのような影響を
及ぼすのかを分析する学問分野で、近年、日本でも社会格差の拡大から 徐々に
注目を浴びるようになってきている。しかし、乳幼児期の子どもの健康と発達
に注目した社会疫学研究はあまり盛んであるとは言えない。今回は、私の研究
成果を基に、厚生労働省の21世紀出生児縦断調査などの大規模縦断調査の分析
からどのような知見が得られたのかを紹介し、今後、どのような課題に注目し
ていくべきなのかを議論する。

★皆さまのご参加をお待ちしております★