第68回 けいはんなサイエンスカフェ開催のご案内
関西文化学術研都市推進機構
開催日: 2017年03月10日
- 京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟2F 天ノ川
魅力あるゲストスピーカーにより最先端の科学技術に触れつつ、和やかな雰囲気の中、参加者同士の会話が弾む異業種交流会です。毎回、科学技術を中心に各界で活躍されている識者をゲストスピーカーに迎え、最先端の技術内容、動向等を解き明かして頂いた後、ゲストスピーカーを交えリラックスした雰囲気での質疑応答や参加者間での異業種交流を通じた親交から、けいはんな学研都市発展の新たな力が生まれることを期待しております。
日時:平成29年3月10日(金) 17時00分~19時00分
場所:けいはんなプラザ ラボ棟2F 「天の川」
内容:講演・質疑応答(約1時間)交流懇談(約1時間)
【今回のテーマ】
「微生物の殺菌処理サバイバル戦略」
~細菌芽胞はなぜ強く、損傷菌はどう復活するのか?~
【ゲストスピーカー】
大阪府立大学 21世紀科学研究機構 微生物制御研究センター
客員教授 土戸 哲明氏 <工学博士>
【講演概要】
バイオテクノロジーには「ものづくりバイオ」だけでなく「ものまもりバイオ」もある。
諸産業、諸環境、日常生活や文化財などで問題となる有害な微生物と闘うためには、有効な微生物制御法を最適な条件で適用する必要がある。
そのためには微生物の抵抗戦略を知ることが重要である。
ここではとくに注目される細菌芽胞(胞子)と損傷菌とについて、殺菌処理を受けても抵抗して生き延びたり、損傷から復活しようとする彼らのしたたかな能力のメカニズムを紹介する。
【参加者に伝えたいこと】
微生物制御のための殺菌処理によって、微生物はただ受け身的に死ぬわけではなく、抵抗して生き残りを図る。
細菌芽胞は強く、滅菌は医療面では可能でも食品では難しい場合が多く、商業的滅菌の概念が適用される。
損傷菌は殺菌処理の成否を左右し、生菌数の測定・検出では過小評価や偽陰性の結果をもたらす。
※参加人数に限りがございますので、お早めにお申込ください。
※交流懇談飲食費として1,000円申し受けます。
お申込みフォームはこちら
⇒ https://keihanna.biz/forms/reg/science68.html
□■□■お申込み受付期間 平成29年3月8日(水)まで□■□■