セミナー・イベント

平成29年度企画展示「挿絵の世界」(国立国会図書館関西館)

国立国会図書館 関西館

開催日: 2017年11月17日 ~ 2017年12月09日

公開日: 2017/11/09
  • 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3

挿絵は、小説や物語を支え、彩る存在として人々に親しまれ、新聞や雑誌といったその時代の新しいメディアの普及にも貢献してきました。
このたび、国立国会図書館関西館では、展示会「挿絵の世界」を開催します。明治の新聞から平成のライトノベルまで、約90点を展示します。
国立国会図書館の挿絵の世界に、ぜひ、足を運んでみませんか。

主な展示資料
1.「續々金色夜叉 續篇」(『読売新聞』8938号 明治35年5月11日 日就社) 画/梶田半古
尾崎紅葉の代表作『金色夜叉』は当初は挿絵なしで『読売新聞』に掲載されましたが、執筆と中断を不安定に繰り返していたこともあり、社の判断で第5回目の連載(『續々金色夜叉』)から社員であった日本画家・梶田半古(かじた はんこ)の挿絵が添えられました。

2.『おせん 絵入草紙』(新小説社 昭和9年)画/小村雪岱
「おせん」は『東京朝日新聞』、『大阪朝日新聞』夕刊に昭和8年に連載された邦枝完二の小説です。本書は新聞連載時の挿絵をほぼ全て収録し書籍化している点において珍しく、小村雪岱(こむら せったい)の挿絵の人気がうかがわれます。

3.『風の大陸 第9部(天命の時)』(富士見書房 平成6年)画/いのまたむつみ
いのまたむつみは、アニメーターとしてスタートし、アニメやゲームのキャラクターデザインなどを手掛けています。『風の大陸』の挿絵では第6部辺りからグラデーションが見られなくなり、展示箇所の挿絵でも明解なレイアウトとなっています。

◆------------------------------------------------------◆
会期:11月17日(金)~12月9日(土)
(11月23日(木・祝)、26日(日)、12月3日(日)は休館)
開催時間:10:00~18:00
(11月19日(日)は10:00~16:00)
会場:国立国会図書館関西館 地下1階 大会議室
入場:無料、18歳未満の方もご覧いただけます。
お問合せ先:関西館 総務課(電話:0774-98-1224)
URL:http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/exhibition2017.html
◆------------------------------------------------------◆