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小展示「梅尽くし―和歌から絵画、食卓まで―」(2/16-3/14)(国立国会図書館関西館)

国立国会図書館 関西館

開催日: 2017年02月16日 ~ 2017年03月14日

公開日: 2017/02/08
更新日: 2017/02/08
  • 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3

国立国会図書館関西館では、2月16日(木)から3月14日(火)まで「梅尽くし―和歌から絵画、食卓まで―」と題して所蔵資料を紹介する小展示を開催します。
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/kansai_201702.html

梅の持つ数ある別名の一つに春告草という名があります。その名のとおり、梅は毎年変わらずに春の訪れを告げ、今まさに見頃を迎えています。
『万葉集』では、梅は詠まれた植物としては萩に次いで2番目に多く、その後も梅を題材として多くの作品が詠まれてきました。
また、寒中に耐えて香り良い花を開く梅は、その姿が愛でられ、絵画や工芸品などにも多く描かれています。一方で、梅の実は、いにしえから食され、現在でも梅干しや梅酒など、日常の食としても身近な存在であり、近年ではその効能についての研究も進められています。

今回の展示では「詠む梅」、「育つ梅」、「食す梅」、「描く梅」、「観る梅」の五つの多様なトピックを立て、幅広い内容の資料を約100点展示し、梅の魅力をご紹介します。

ぜひ関西館にお越しください。

主な展示資料
◆詠む梅
 『紀州本万葉集』(後藤安報恩会, 昭和16)
 『古今和歌集. 上巻』(紀貫之 等奉勅撰 ; 中川恭次郎 編.明42.4)
◆育つ梅
 『花壇地錦抄』(伊藤伊兵衛 著. 1933)
 『シーボルト 日本植物誌 本文覚書篇』(八坂書房, 2007.10)
◆食す梅
 『医心方』(丹波康頼 著 ; 正宗敦夫 編纂校訂. 昭和10)
 「梅肉エキスとがん予防」『Functional food :機能性食品の基礎から臨床へ』(宇都宮 洋才. 稲田 健一.2011)
◆描く梅
 『平成「梅花の宴」展』(NHKきんきメディアプラン, 2006.10)
 『梅つくし』(古谷紅麟 著. 山田芸艸堂. 明40.2)
◆観る梅
 『青谷梅林と奈良鉄道』(城陽市歴史民俗資料館, 1997.2)
 『京都・花の寺めぐり』(偕成社, 1995.7)

開催期間: 平成29年2月16日(木)~3月14日(火)(日曜日は休館)
開催時間: 10:00~18:00
場所: 国立国会図書館関西館 閲覧室(地下1階)
入場: 無料・年齢制限なし(18歳未満の方は受付でお申し出ください。)
お問合せ先: 0774-98-1341(関西館資料案内)