セミナー・イベント

大阪市立工業研究所との産官技術交流会のご案内~高機能・高付加価値製品を生み出す新素材・新技術~

一般社団法人生産技術振興協会

公開日: 2014/06/30
  • その他

<開催概要>
日 時:平成26年9月25日(木)14:00~18:30
会 場:大阪商工会議所 地下1階「1号会議室」(講演会)
主 催:(一社)生産技術振興協会、大阪商工会議所、 (地独)大阪市立工業研究所、参加費:無 料 <プログラム>14:10~15:05
講演1「放電プラズマ焼結法によるAl基放熱材料の創成」(耐熱材料)
<発表概要>近年の超LSIの高集積化に伴い,小型電子機器の内部発熱による超LSIチップ自体の誤動作が,深刻な問題となりつつあります.また、自動車産業でも、LEDヘッドライトの普及やハイブリッドカー用モーターの長寿命化のための熱対策が求められており、放熱材料の開発は極めて重要な課題となってきています。本講演では、我々が最近開発に成功した極めて高い熱伝導性を有するダイヤモンド粒子分散型金属基複合材料の製造方法
とその優れた材料特性について紹介します。
講演2「次世代パワーデバイス封止材料に対応可能な高耐熱性樹脂」(放熱材料)
<発表概要>電気自動車やハイブリッド車、太陽光発電システムなどで使用されるパワーデバイスでは半導体素子として現在使用されているシリコンに代わり、電力損失が大幅に低減できるシリコンカーバイドや窒化ガリウムが注目され、次世代パワーデバイスとして開発が進んでいます。この次世代パワーデバイス封止材料には、長期的に200℃の連続使用に耐える高耐熱性が必要とされます。本講演では、市工所が開発した、次世代パワーデバイス封止材料に対応できる高耐熱性樹脂について紹介します。
講演3「介護食用素材の開発」(介護食材料)
<発表概要>我が国は65歳以上が人口の1/4を超える超高齢社会であり、高齢者のQOLを保つことが緊急の課題になっています。高齢者に安全においしく食事してもらうため、食材を細かくする、とろみをつけるなどの調理をしますが、誤嚥により肺炎を起こしやすい、原型の無い食品に食欲がわかないなど、様々な問題を抱えています。本講演では、市工研で行っている食用結着剤、とろみ剤などの介護食調製用素材の開発と、その評価法の開発について紹介します。
17:30~18:30  交流会