セミナー・イベント

「国内における手術支援ロボットの導入・普及の経緯と展望」をテーマに講演

公益財団法人京都産業21

公開日: 2017/04/17

京都産業21は、「国内における手術支援ロボットの導入・普及の経緯と展望」をテーマに講演会を5月9日(火)に開催します。参加無料。
◆日時:
平成29年5月9日(火)13:30~17:00
◆会場:
京都リサーチパーク 4号館2階「ルーム1」
◆講演①
「国内における手術支援ロボットの導入・普及の経緯と展望」
家入里志氏(鹿児島大学学術研究院 医歯学域医学系 小児外科学分野教授)
内容:米国で誕生した手術支援ロボット「ダビンチ」は世界市場をほぼ独占し、日本での導入台数では米国に次いで世界第2位だ。国内でのダビンチの治験は2000年から始まったが、医療機器承認に時間を要し9年後の2009年になってようやく臨床応用が可能となった。この間、国産の手術支援ロボットの開発は進んだものの、研究レベルで終了し、アカデミアからの基礎技術移転による製品化はきわめて少ない。講演では、その原因やこの15年の導入・普及状況を振り返り、国内における手術支援ロボットの今後の展望を外科医の視点から解説する。家入教授の専門分野である小児向けロボット手術普及への取り組みも紹介する。
◆講演②
「低侵襲外科手術用・空気圧駆動ロボット「EMARO」早期実用化への道のり」
川嶋健嗣氏(東京医科歯科大学 生体材料工学研究科 バイオメカニクス教授)
内容:2015年8月に発売された世界初の空気圧駆動型内視鏡ホルダーロボット「EMARO(エマロ)」の開発を主導したことで知られる川嶋教授。EMAROは、腹腔鏡下手術で内視鏡を操作するスコピスト(助手)の替わりに内視鏡を保持し、執刀医自身が頭に装着したジャイロやスイッチで内視鏡を操作できる次世代の手術支援ロボットだ。試作第1号は2013年に完成し、わずか3年以内という短期間で上市にこぎつけた。講演ではEMAROの事業化を通じて学んだことやベンチャー企業(リバーフィールド㈱)から事業化に向けた課題(チームづくり、事業戦略、資金調達など)について紹介する。
◆パネルディスカッション
◆お申し込み方法:下記URLから申込書をダウンロード
http://kyoto-koyop.jp/support/13th-robot-business/
◆問い合わせ先
公益財団法人 京都産業21
イノベーション推進部 新産業創出グループ 
e-mail:life@ki21.jp
TEL:075-315-8563 FAX:075-314-4720