セミナー・イベント

シンポジウム「超解像の闘い/電子 vs 光 in 阪大」開催のご案内

大阪大学 科学教育機器リノベーションセンター

開催日: 2018年06月28日

公開日: 2018/06/12
  • 大阪府吹田市山田丘1-3 大阪大学大学院生命機能研究科内生命システム棟2階セミナー室(吹田キャンパス)

大阪大学 全学共用機器技術シンポジウム「超解像の闘い/電子 vs 光」を開催
いたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしております!

日 時:平成30年6月28日(木)14:30~16:00
場 所:大阪大学大学院生命機能研究科 生命システム棟2階セミナー室(吹田
    キャンパス)
講 師:生命機能研究科 難波啓一教授、平岡泰教授
プログラム:
1.「低温電子顕微鏡でなにが見えるか」難波啓一教授
 生体分子の立体構造は生命科学にとって基盤的な情報である。クライオ電子顕
 微鏡法は最近の技術進歩により分解能が目覚ましく向上し、構造生物学の大き
 な柱となっている。低温電子顕微鏡では、急速凍結して氷薄膜に包埋した生体
 分子や細胞の電子顕微鏡像の解析から立体像を可視化でき、単粒子像解析法で
 は単離精製した分子の構造が、トモグラフィーでは細胞内で機能中の分子構造
 が見える。
2.「超分解能蛍光顕微鏡でどこまで見えるか」平岡泰教授
 蛍光顕微鏡を使えば、分子特異的に染色でき、生きた状態で観察できるなど、
 生物学的に重要な多くの情報を得ることができる。しかし、光学顕微鏡の分解
 能は、光の波の性質に起因する回折限界によって制限されており、これが欠点
 となっていた。近年の超分解能顕微鏡の開発によって、この回折限界を超える
 ことが可能になり、蛍光顕微鏡に新たな可能性が生まれている。
3) パネルディスカッション「イメージングの未来」
   難波啓一教授・平岡泰教授・石島秋彦教授・上田昌宏教授
 講演に基づき、現在の技術的限界や今後の技術開発による未来への期待と展望
 を議論したい。「こんなものが見たいのだけど、どのような方法がよいのか」
 「今は難しいがこんなものが見えるといいな」「他の技術と組み合わせること
 でこんなことがわかるかも」などなど、イメージングの未来を語ろう!
参加費:無料
対 象:本学の学生・教職員、社会人・一般
申 込:当日そのまま来ていただいても参加可能ですが、参加希望される方は、
    できるだけ下記リンクより申込ページにて事前申込をお願いします。
    https://www.reno.osaka-u.ac.jp/event/?no=310

<本件問い合わせ先>
大阪大学科学機器リノベーション・工作支援センター
E-Mail: event@reno.osaka-u.ac.jp
TEL/FAX: 06-6879-4781